詞法 のページ
発行所 埼 玉 県 さいたま市
発行人 沖 ななも・佐藤信弘
詞法についてのおたずねは nanamooki@yahoo.co.jpへどうぞ
ながらくご愛読いただきました 「詞法」は
「熾」と改名して、月刊の雑誌になりました。
ありがとうございました。
「熾」については「熾」のホームページをご覧下さい。
40号 10月1日発行
39号
目次 作品 年月の技 沖ななも
評論 石川信夫論(7) 沖ななも
孤にして高きにあり(岡部桂一郎) 中村幸一
北見志保子・橋田東声論 篠塚久美子
作品研究 藤林雪子 寺松滋文 沖ななも
38号
目次 作品 ちから 沖ななも
評論 石川信夫(6) 沖ななも
五十円なのか百円なのか 中村幸一
鉄幹と晶子 由季 調
作品研究 嶋谷黎子 寺松滋文 沖ななも
37号
目次 作品 ぶらり歩けば 沖ななも(作品の項目をごらんください)
評論 石川信夫論 5 沖ななも
対話詩論の翻訳と訳注 中村幸一
作品研究 寺松滋文・藤林雪子・沖ななも
36号
35号
目次
作品 その日以後 沖ななも
評論 石川信夫論〈3〉・沖ななも
フジコ・ヘミング?人か人生か表記か・中村幸一
短歌のレトリック〈3〉・井上かをり
作品研究
通りぬけ禁止と書かれし路地に入り稚き声の犬に吠えらる
高谷善之助
T 詠われている事柄が、わりに独自性があると思いました。ユー
モアというか、ある種のおかしみがあって味わいのある歌だなと思
ったのですが。「稚き声」の「稚き」が効いてると思いました。
F わたくしもそう思いました。この「通りぬけ禁止」と「稚き
声」、それが路地の雰囲気がよく出ていて面白いなと思いました。
N これは理屈を言うと「通りぬけ禁止」というようなので、入っ
ちゃいけない(通りぬけと入っちゃいけないとはちょっと違うけれ
ども)ところに入って、おさないまだ子犬なのに、吠えられちゃっ
たってことでしょう。場違いな所に入ったことによって、吼えられ
たわけなんですけれども、それがそう理屈っぽくはなってないです
よね。「通りぬけ禁止」と書かれてるというだけだし、子犬にさえ
吠えられたってことなんでしょ。
T 歌の急所なんてものが、ちゃんと?めてる。
冬晴れがつづくしばらくを日本の平穏といふ位置に居据る
多賀 博
F 「冬晴れ『は』」のほうがわかりよくないでしょうか?「つづ
くしばらくを」というのがどうもしっくりしなくって…「冬晴れは
しばらくつづき」ならわかりやすいのですが。
N 言わんとしていることはわかるね。冬晴れが続いているような、
と、日本の平穏とかけているんだろうと思うのだけれども、文脈が
わかりにくいってことですよね。日本というものが平穏という位置
に居座るということならわかるのよね。ただの平和じゃなく。
T 日本が平穏だから、冬晴れがしばらくの間居座ってる、そうい
うことを言いたいのかなと思ったんですよね。そういうふうに読む
と観点が面白い。この方はいつも社会詠をたくさんお作りになるの
ですけれども、これは自然を詠いながら社会批評に移っていかれて
いいかなと思ったんですけれども。
N 理屈っぽくなってなくて面白いと思う。「つづく」が要らなく
て「しばらく日本の…」ならいいかな。高気圧が居座ってるという
ことでふつうはいいことなんだけれども。
ドッヂボールにのろまの私を的にせる利発な彼女逝ってしまへり
横山和子
N これある意味ですごく皮肉ですよね。単なる愛惜だけではない
みたいな。うまい言い方ではないかもしれないけれど、毒があると
いうような。でもわたし、それでいいと思う、歌は。
T いやぁこれ最後に笑うのはわたしだよ、って読み方出来ますよ
ねぇ。でもまぁそこまで読まないとすれば、人間の運命の不思議さ
っていうのか、それでもって彼女の死を悼んでる。
F 的にしやすい子っていますものね。利発ということとは、すこ
し違うような気もしますが、的にされた方としては、そう言いたか
ったのかもしれませんね。
34号
目次
作品 幻 覚 沖ななも
評論 石川信夫論〈2〉・沖ななも
訓読み・ヒッタイト語・仮名・中村幸一
短歌のレトリック〈2〉・井上かをり
33号
目次
作品 空き缶である・・・沖ななも
背中合わせ・・・佐藤信弘
評論 石川信夫論〈1〉・・・沖ななも
我・文法・規則・・・中村幸一
短歌のレトリック〈2〉・・・井上かをり
32号
目次
作品 ヒト科を離れる・・・沖ななも(HP作品欄を!)
老舗めしやの・・・佐藤信弘
評論 難解な歌・・・沖ななも
ことばの力・・・中村幸一
短歌のレトリック・・・井上かをり
31号
目次
作品 鬱の木・・・沖ななも
わびしさのいろ・・・佐藤信弘
評論 見えない時代・・・沖ななも
不幸な歌・・・中村幸一